新幹線指定席、便利な買い方ふたつ

夏の帰省の新幹線チケット、発売日にみどりの窓口に並んで買ってませんか?
実はもっと楽ちんな買い方があるんです。

夏休み目前となりました。
お盆の時期におじいちゃんおばあちゃんのいる地方へ里帰りというご家庭も多いですよね。
我が家は夫婦とも中国地方出身なので、毎年夏と冬には帰省しています。飛行機でも新幹線でも帰れますが、我が家はもっぱら慣れ親しんだ新幹線派。

さてこの新幹線の指定席チケットですが、一般的にはJRの窓口で買うことが多いと思います。
発売開始は前月の同じ日の朝と決まっていますから、来週あたり、お盆休み前後のチケットを確保する為に、みどりの窓口に行列を作る光景が見られるかと。

でも実は、朝からみどりの窓口に並ばないでも、かなり確実に希望日の指定席を押さえる方法があるんですよ。

旅行会社の窓口を活用しよう

大きめのスーパーやショッピングセンター、駅前商店街なんかに行けば、旅行会社の窓口がありますよね。
系列はどこでも構いません。
この窓口で、ツアーやホテルの予約だけでなく、新幹線指定席などの列車のきっぷが手数料無料で購入できることは、意外と知られていないのではないでしょうか。(私は買ったことがないので断言はできませんが、おそらく私鉄の指定席や飛行機のチケットも手配できると思います)

しかもこれ、発売日前のきっぷについても購入を申し込むことができます。
ただし、発売日前のきっぷの場合は申し込んだ時点で確約ではなく、代理購入を依頼するという形式。
この時点では料金はかかりません。
発売日前に申し込んでおくと、発売日当日に代理店がJRに対して切符購入の手続きをしてくれ、その結果を連絡してくれます。
無事きっぷが確保できていたら、必ず当日の営業時間内に窓口に行って購入手続きを取ります。(その日に窓口に行けない場合は、残念ながら無効となってしまいます。)
1回の購入の為に窓口に2回行かなければいけない手間はありますが、朝からみどりの窓口に並んで買えるかどうかドキドキするよりは、代理店窓口で椅子に座って手配をし、当日は連絡をのんびり待つ方が楽ちんですよね。
小さなお子さんのいるご家庭ならなおさら。

新幹線の指定席の場合、申込用紙では

  • 乗車日
  • 列車名(のぞみ106号、など)
  • 区間(乗車駅・降車駅)と乗降の時刻
  • 禁煙喫煙の希望
  • 券種と枚数、2枚以上の場合の並び席の指定

が第三希望の列車まで指定できます。(列車名や時刻は窓口に時刻表が置いてあるので自分で調べて書きます。窓口の人に調べてもらうこともできますよ)
そして、実はこのほかにも色々と細かな指定をしておくこともできます。
例えば「何号車がいい」とか、「席は何番の何列がいい」とか。
細かい指定をする場合は、その席が取れなかったらどうするか(席の希望を優先して第二希望の列車で探すか、時刻を優先して第一希望の空いた席を確保するか)も指定しておきましょう。
東海道新幹線で、赤ちゃんの授乳の際に11号車にある多目的ルームが空いていれば使わせて貰えるというのは、子連れで新幹線に乗る人にはわりと知られた話だと思いますが、これを目当てに11号車と12号車の連結部に近い席を指定しておく、なんてことも可能というわけです。

我が家は混雑する時期の新幹線は大抵この方法で指定席を申し込んでいますが、今までに第一希望の列車を逃したり、席の希望が完全には通らなかったことはあるものの、指定席きっぷそのものが全く取れなかった試しはありません。ぜひ活用してみて下さい。

東京-大阪で片道千円安くなる、エクスプレス予約

東海道・山陽新幹線のチケットといえば、もうひとつ耳より情報が。
こちらは年間を通して新幹線指定席が安くなり、簡単に予約ができる方法です。

それは「エクスプレス予約」というサービス。
JR東海の「エクスプレスカード」、もしくはJR西日本の「J-WESTカード(エクスプレス)」というクレジットカードの会員専用のサービスになります。
詳しくはエクスプレス予約のサイトを見てもらえればと思いますが、カード会員は専用サイト(PC用・携帯用)からログインして、新幹線の指定席を予約できます。
購入可能になるのは窓口と同じく前月の同じ日の10時からですが、それ以降なら乗る直前までいつでも手配できて、変更も何度でもOK、しかも指定席料金は普通に買うより大幅に安い価格に設定されています。
しかも便利なことにシートマップを見ながら座席が選べる「座席番号リクエストサービス」があるので、空席状況を見ながら好きな席を指定することまでできちゃいます。
さらには、何度も乗ってポイントがたまったら、無料でグリーン車にグレードアップ可能!

クレジットカードの年会費が年間1,000円ほどかかるんですが、我が家だとひとりが往復の帰省切符を買うだけで通常価格より3,000円以上安くなるので、圧倒的におトク。
盆暮れの希望者が殺到する日付のきっぷはどんどん席が埋まってしまうので、最初に紹介した代理店での手配のほうが気楽でいいんですが、そこまで瞬殺ではない日時の切符ならこちらの方が好きに選べる上に安くなるのでおすすめです。

発券方法は、チケットレスでICカードにきっぷ情報を記録する「EX-IC」と、エクスプレスカードをJR東海もしくはJR西日本の対応端末のある駅に持参して発券する「e特急券」の2種類があり、それぞれ微妙に価格も違います。
同行者のきっぷも必要な場合は「e特急券」一択。
ちなみに首都圏は東海道新幹線発着駅以外はJR東海でなくJR東日本の管轄で、エクスプレス予約対応端末がない駅も多いので要注意です。(もちろん乗車当日に乗車駅で購入できるので問題はありませんが、その場合は時間に余裕を見ておいた方がいいですね)

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