お気楽布おむつ生活のすすめ

この夏誕生した長男も、無事生後一ヶ月をすぎ、体重も5キロをこえてしっかりしてきました。
そろそろいいかな~、と思って、しばらく前から日中のおむつを布おむつに替えています。
いまはほとんどのご家庭が紙おむつだと思うので、布おむつ使ってますというと「こだわりがあるんですね」なんて言われたりもするんですが、別にそれほどのこだわりがあるわけではないんです。
ぶっちゃけ、わたしにとっては「布おむつメインのほうが楽」だから、布おむつなんですよね。
でも布おむつって「大変、面倒、こだわりのある人だけがやる」ってイメージがある気がします。なので、「そうでもないよ!」という立場から記事を書いてみたいと思います。

メリット1:ゴミが出ない

私が布おむつを使う一番の理由は、紙おむつのゴミがいやだから! うちのあたりでは燃やせるゴミの回収は週に2回なんですが、いや~使用済おむつがたまることたまること。
そして紙おむつオンリーだと、消費量もすごい。すぐに買い足さないと足りなくなっちゃいます。安い物を求めて通販で箱買いをすると段ボールゴミもたまっていくし……。

その点、布おむつは、家にある物を洗濯して使うわけですから、当然のことゴミは出ません。

メリット2:匂わない

使用済の紙おむつは、ゴミ出しの日まで保管しておかなきゃいけませんよね。うちではビニール袋に入れてベランダに置いたゴミ箱に入れているのですが、どうしても匂うんですよねえ。うんちのついたものは個別にビニールに入れるようにしていますが、それでも全く気にならないとはいかないし、回収日に集めるときにどうしても「うっ……」ってなっちゃいます。

それに対して布おむつは、汚れたら洗ってから水を張ったバケツに入れるので、匂いもそれほど気になりません。そして毎日洗濯しますから、排泄物のついたものがずっと残っているということもない。

メリット3:かぶれにくい

長女のときに実感したことですが、布おむつはかぶれにくいです。長女はそれほど肌が敏感な子ではなかったのですが、帰省中だったか、安めの紙おむつ+おしりふきを使い続けたときに、おむつかぶれができてしまいました。それを布おむつに戻すと、あっという間におむつかぶれは完治。
おしっこや少量のうんちくらいなら、おむつの濡れてない場所があればそこを使ってサッサと拭いてしまえばいいので、ゴミも出ず楽ちんです。

メリット4:おむつ布は万能アイテム

我が家では輪型のおむつを使ってます。これって要するに「洗濯済の清潔な、肌に優しいコットン100%の布」なわけですから、本来の用途であるおむつ以外にも色々応用が利きます。たとえばミルクや食べ物を零したときにサッと拭くのにも使えますし、盛大にうんちをしたときにも、おしりふきを何枚も何枚も使って拭くより、おむつを1枚使ってざっと拭きとってからおしりふきで仕上げる方が、早くきれいになります。

コツ1:最初は紙おむつでいい

産んですぐって身体がぜんぜん戻っていませんし、育児にも慣れなくて、お母さんはしんどい時期です。この時期に、手間のかかる布おむつを急いで始める必要はありません。
私は長女の時はもうちょっと「コダワリの布おむつ」感覚があって、「うっかり紙おむつに慣れちゃったら布おむつやる気になれないかも!」と考えて最初から布おむつに挑戦したのですが、これは失敗だったなぁと思います。紙より頻繁な交換が必要ですし、汚れた物を洗って洗濯して……という手間はどうしたってかかります。しかも、赤ちゃんが小さいと、しっかり当てられなくて漏れやすい! 夜中に抱いていた娘に盛大にうんちを漏らされて、パジャマが排泄物まみれになった(汚い話ですみません)ときは泣きそうでした。
布おむつのスタートは、お母さんに余裕が出来てからで充分です。

コツ2:うんちがついたらトイレで洗う

うんちがべっとり付いた布おむつ。我が家での処理方法は、トイレの水を流しながら便器の中で洗う、です。流れてくる水に排泄物を当てるようにして振り洗い、落ちなければ汚れた面同士を軽く擦りあわせて洗い落とします。付着物がおおよそ落ちたら、水と洗剤を入れたバケツに漬け置いて翌日洗濯機へ。(このバケツの置き場をトイレにすると楽ちんです)
正直、これに抵抗があるかないか……が、布おむつを面倒に思うかどうかの境目になるんじゃないかと思います。
排泄の場所で洗うなんて不衛生! と、衛生的に抵抗がある方も多いと思うんですが、排泄物が付着してる時点ですでに布おむつ自体が汚いものですし、トイレに流れてくる水は飲用にもできる上水道の水なわけで、まあそれほど気にすることはないんじゃない? というのが私の感覚ですね。
まあ、こういった感覚は人それぞれの部分なので、無理! と思われるかたにはおすすめしません。

コツ3:夜間や出先では紙おむつに

絶対に布おむつでなきゃ! というこだわりはありませんから、紙おむつのほうがメリットがあると感じたら迷わず紙おむつにすればいいんです。夜は汚れたおむつを洗いに行くのは面倒ですし、紙に比べると布おむつのほうがまめな交換が必要ですから、私は自分が寝る前に紙おむつに交換しておきます。
もちろん出先でも紙おむつ。汚れた布おむつを持ち歩くのは現実的ではないですものね。
パパさんやおばあちゃん、親戚などに預けるときにも、紙おむつのほうがいいと思います。(うちは夫もすっかり慣れてしまって、布おむつも替えてくれますが、うんちのついたおむつはできるなら触りたくはないようです……ま、あたりまえですね)
来客がある日とか、翌日に洗濯が難しそうな日、あとは、なんとなーく今日は布おむつ面倒! という日も、無理せず紙でいいんじゃないかと思います。

コツ4:漏れて当然とあきらめる

布おむつはどうしても漏れやすいです。まめに交換しないと、おしっこでカバーまで濡れてしまったり、更にその外の肌着やウェアまで汚れてしまうことがあります。身体が大きくなると、ちゃんと交換していても1回の排泄で漏れることもあります。特に足ぐりの部分は漏れやすい構造です。
漏れて汚れるたびにイライラしていると精神衛生上よくありませんから、漏れるものだと思って臨むくらいがいいと思います。絶対に汚したくない服のときは、紙おむつを使った方がいいかもしれませんね。

アイテム選びについて

おむつ本体

布おむつには輪型おむつと成型おむつがあります。
輪型おむつというのはその名の通り、輪になった布で、おむつとして使う為には畳んでおむつカバーに合わせる必要があるもの。月齢が上がると2枚重ねで使用します。
成型おむつはすでにおむつとして縫われていて、そのままおむつカバーにセットしてすぐ使えます。
我が家は輪型おむつを使っているので、成型おむつの使い心地についてはわかりません。成型おむつは使いやすいけれど乾きにくい、輪型おむつは乾きやすいけれど畳む手間があり、うまくフィットさせられないと漏れやすいという特徴があるようです。あとはコスト面で考えると輪型おむつの方が安いようです。
輪型おむつは前述したとおり応用の利く布なので、我が家は当分輪型おむつを使っていく予定です。ちなみに、30枚で二日分(毎日、前の日の汚れ物を洗濯してちょうど)くらいの量になります。

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感想(92件)

おむつカバー

シンプルなものから可愛いものまで様々です。低月齢ではウールやコットンのもの、月齢が上がるとビニール製のものになると思います。
合う合わないがありますから、最初に一気に揃えるよりは、洗濯頻度なども様子を見ながら徐々に増やしていくくらいがいいと思います。
可愛いものは楽しいですが、家だけで使う場合は家族以外見る機会がほとんどないですから、安い無地のほうがいいかも? 逆にご近所の公園くらいは布おむつで行くようなら、可愛いおむつカバーを着せるのは紙おむつにはない楽しみになりそうですね。

こちらのおむつアソートは3枚セットでお手頃価格、可愛い柄で良さそうです。
ただ上にも書いたとおり、産まれてすぐ布おむつはしんどいと思うので、50cmを事前に買っておくかどうかはよ~く考えてたほうがいいかも?

洗濯アイテム

おむつ干しに購入。長女の時はパラソル型を使っていましたが、こちらの方が場所を取らずに便利です。
輪型おむつの場合、干すときに一度広げてから輪の部分を左腕に通し、左手でピンチを掴んで右手でおむつを引っ張って棒の部分に干すと、作業が速いです。取り込む場合は逆に、全部腕にかけていきます。
あたりまえのことですが、干すときにきちんと平らになるように引っ張っておくと、あとで畳むときにも楽ちん。

おまけ:布おむつっ子はトイレトレが楽ちん?

「布おむつで育てると、おしりが濡れる感覚がわかっているので、トイレトレーニングが簡単」という説があります。
でもこれ、少なくとも我が家の長女にはあてはまりませんでした……。
私がズボラで、濡れてからおむつを交換するまでに時間が経ってしまうことが多かったのも、もしかしたら原因かもしれません。
実は長女は小学校になってもトイレが完璧には出来ないので、そういう体質なのかもしれませんが。

おむつ外れは結局、本人の身体の準備が出来ていないとうまくいかないとも聞きますし、おむつ外れについてはあまり過度な期待しないほうがいいんじゃないかな~と思います。
もしそのためにしんどいの我慢して布おむつ使ってて、結局大差なかった、ってなると気分悪いですものね。

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