夏休みの家庭学習。小学生以上の親御さんの悩みの種ですよね。
我が家でも先週末から夏休みに突入。1号には平日の午前中に夏休みの宿題やベネッセの課題などをやらせているのですが、「眠い~」「つかれた~」とぐだぐだしてしまって、なかなか進まない……。
子供の学習態度が悪いと、ついこちらも苛々してしまい、お小言が増えて、親子ともども嫌な気分になっちゃいます。
初日は途中で貰い物のジュースを出して
「ここまでやったらジュース半分、全部終わったら残り半分飲もうね」
と約束したことでやる気が復活して、どうにか最後まで出来ました。
でも、毎日これが続くのかと考えると、げんなり……。
そんな中、ピン!と思いついたこと。
「学校ごっこ」してみよう!
我が家の1号(小2女子)はわりとノリのいい性格で、ごっこ遊びが大好き。そんな彼女の性格を考えると、頭ごなしにやらせるよりは、遊びの要素があるほうがいいに違いない。
そこで1号に言ってみました。
「夏休みは!なんと!おうちが学校になって、おかあさんが先生で~す!1号のためだけのぜいたくな学校だよ!」
すると1号は。
「わー、そうかぁ!おうちが学校になるんだね!?すごーい」
……ウケました。単純な子だなぁ、ありがたいなぁ。
というわけで、毎日午前8時に「おうち学校」の授業開始が決まりました。
小ネタも駆使
「学校らしさ」の演出のため、「8時になったら携帯アラームで学校チャイムの着メロを鳴らす」といった小ネタも使って、「授業」開始。
前日のグダグダっぷりが見違えるようです。途中ダレることもありましたが、「先生っぽく注意」と、前日も使った「休憩にジュース半分」が功を奏し、前日と同じ量の勉強(宿題とベネッセその他)を6割くらいの時間で終わらせられました。
母親にも効果アリかも
この「学校ごっこ」。やってみて想像以上だったメリットは「自分(母親)が苛々しにくくなった!」ということでした。
「先生っぽく振る舞おう」と意識することで、グダグダする我が子を感情的に「コラ!」「ちゃんとしなさい!」と怒る前に、気持ちにワンクッションがおけるんです。
それから「はーい○○さん、勉強の姿勢!」というふうに注意してみると、親子ともどもそれほど嫌な気分にならずにいられる……ような気がします。
私に塾講師経験があるからこそかもしれませんが、最近ついつい感情的に怒ってしまうなぁと反省しきりなので、この「先生ごっこ」なかなかお役立ちです。
デメリットも……
いいこと尽くめのようですが、なにしろ「学校」で「先生」なので、基本勉強時間はつきっきり。(ワークを解いているあいだにちょこちょこ家事を片付けたりもしますが)
家事に使いたい朝8時~9時ごろを拘束されるのは、正直しんどいです。
まあ、グダグダ長引いて家の雰囲気が悪くなるよりはいいんですけどね……。
この「おうち学校&お母さん先生」作戦。1号が学校大好きで、授業態度はいい(面談で家庭内のグダグダっぷりを話すと担任の先生に驚かれます)からこそ可能かなぁ、とは思います。学校の授業が好きじゃないお子さんだと逆効果かもしれません。
ただ、なんらかの「ロールプレイ」でワンクッション置くのは、親にとっても子供にとってもメリットがあるんじゃないかなぁ、と、数日実行してみて思いました。
参考になるところがあれば、幸いです。